ツノは既に生えている

只々日々

新しい公演を準備している。来年になると思う。

灰ホトラにはこれまで、11本のナンバリングタイトルがあったわけだが、実際には別に、小さい公演やオープンマイクでの小作品の書き下ろしなども行なっており、さて次の公演を「第何回公演」と銘打ったもんだが、訳がわかんなくなりつつある。

だし、もう作品番号だけつけて、「第何回公演」かは明記しないでやろうかな。

短い作品のストックが随分溜まってきたので、これらの内5本程度をオムニバスにした公演をやろうかと計画している。過去作品の再演が主だが、書き下ろしもするかもしれない。

役者は4人以上いると良い。現状のエントリーは2名だ。なので、参加役者を探す必要がある。

ややこしいことは抜きにした、楽しめる作品を並べて、愉快な本番にしたいものである。灰ホトラの作品の多くは、下らないことについて扱っているが、それは本当に、ただ下らないものとして扱ったってよいものだし、それでも作品は成立するように作ってある。すこし思い切って、素朴に楽しめる公演に、チャレンジしてみたいという、思いがある。

わいわい遊ぶを一生懸命に、それが観客との間にも同様に行き来する、ほらそういう、幸福な演劇する風景ってあるよねっていう、多分それをやろうとしている。なんでだろう。さみしいんだろうか。

そんなわけで、役者を求めたい。楽しい、やや難しい、そしてその集団でしか出現しようのない、灰ホトラの次回公演はそんな感じだ。1月もしくは2月、前橋市内、上演は90分程度、100から200の動員、台詞量は膨大で、セッションの難度は高いだろう。稽古は週2回、現状境町で行なっているが、参加希望者により融通する。

世界標準で活動するアートのコニュニティーと関わりながら、現代演劇に自らの存在を刻もうと、少しずつ力をつけてきた灰ホトラである。参加者にとって甲斐のある時間を作れると思う。エントリーを待っております。