ライブの準備をしている。
まともに曲作りが進んでないくせにライブの準備をしている、は変である。でもしている。
しかしよく考えてみれば、ずっとそうしてきたのであって、だって作品作りが終わってないのに、公演の準備をするのが、演劇だったんだから。
スケジュール、外との約束が先に決まって、その後、作り込みがはじまる。そして未完成だろうがなんだろうが、本番は訪れるっていう。そういう制作の流れって、僕の発達特性上有効だったかもしれない。
或る時期から病的に集中力を欠くようになり、今は集団作業など全然ままならないのだが、それでも「本番」なるもののイメージは、補助輪のようになって僕のペースと水平とを整えてゆく。
どんなライブを準備しているのか。30分程度の短時間ライブの構想だ。「発熱する家」の孔雀の章を10分くらいの楽曲にして、軸にしたい。後はゲリラ的な屋外ライブを撮影して、宣伝や顔見せに使いたいな、とか思ったり。
客数は0人でなければ何人でもよく、僕は自分の表現が、世界に起立しているのが確認できればそれでいい。いや無論、沢山の人の目に触れたいのに決まっているのだが、まあそういうことは後で考えよう。
とにかく、自分が納得できるものを作り、披露し、そのことを、成功しなけばだめだ。うんと小さなスケールの、極めて低いハードルを、超える、その経験が何回か欲しい。

