「風鐸のうた」の試作を公開する。
現状、若干名の参加者が必要で、足場固めのために支援賛同協力者も必要で、それから僕自身の元気をキープする為には行為を外気に晒しておくことも必要(鬱気味なので動きを促す環境下にいないとフリーズしてしまう)で、そうしてだから活動を、ワークインプログレス、創作過程をオープンな状況下に置いて、やっていこうと思っている次第である。
「風鐸のうた」は当初、「ひと文字にひと音」の音が付随する程に、ことばと音ががっちりと結びついた楽曲にする予定だったんだけど、全然上手く作れなかった。もう少し「演技と劇伴」の関係に近くなるよう見直して、仮組したところ、狙いと違えどなんだかかたちになっちゃったなと感じたので、一旦公開する。
ことばの掛け合いと音楽、その異なるBPMがゆらゆらと同時進行しながらも、ポイントで同期する。作詞の時点で予め、ことばの意味、量、強度などが男女で対になるよう配分し、リズミカルに展開するよう配置してあり、並走する音楽と有機的に絡み合うことで、全体を「音楽」として扱えるものに仕立てた。
今回のこの「風鐸のうた」は、今まで続けてきた劇伴作りの経験を、普通に、直接的に流用して作ったものではあるが、僕はこうしたものを音楽の領域上にあるもの、「うたである」と見做して、楽団灰ホトラの活動を行う。
あと数カ所、はっきりと、ことばと音がリンクする箇所があってもいいかもしれない。そうしないと、ライブでやりにくいだろうなとも思うし。
数日以内にもう一曲、別の試作をアップしたい。ことばと音階とリズムの関係をアイデアする、そのバリエーションはまだまだ沢山ある。随時公開を続けていく。