はっぱをかける

只々日々

あと数日で「はっぱのうた」が出来上がると思う。これまでに試作曲を作りながら思ったことのメモ。

・音は「入れる」というより、「刺す」とか「立てる」とか「追う」とか「抜く」とか「待つ」みたいな感覚がやっぱり重要で、劇伴作りと重複している。

・台詞を並べるのはその後の無言を表現する為、みたいなのが作品づくりの経験としてあったりする。休符をどう作るか、休符とは何か、をよく考えたい。

・でも、演劇的な「間」の表現をそのまま持ち込むようなことは当然、すべきではない。「風鐸」の修正すべき点はこのへんと関係していると思う。

・合奏の為の工夫。「ぷかぷか」みたいに、拍が不定でいて、出だしの合わせが頻繁に必要となるような曲に、必要な合図等の問題について。

案1・うたいてが演奏の一部も担当する。発語と鍵盤演奏を同時に、とか、発語とフレーズのポン出しを同時に行う、とか。

案2・うたいての振り付けを演奏者への指揮棒とする。

案3・イヤホンで合図を共有。「変動するテンポのクリック音」を流しておくとか?

案4・そもそも「ぴったり合わせなくても良い」という音楽が、あったって良い。「合わせたり合わせなかったり」で展開していく曲が増えてくと思うし、そのことはもっと考えていきたい。

案5・シャンソン的な読み合いのイメージ。

などか。これらの組み合わせになるのかな。

あと、白状しておきたいのだが、僕、曲作りの終盤の行程、音質のブラッシュアップやミックス、マスタリング関係が全っ然できない。演劇では、現場のアンプで音圧上げてミキサーでちょっとイコライジングする、で終わってたし、今もそのあたりに全然興味が湧かない、というか笑っちゃうぐらい、できない。これ、多分僕の不具で、将来的には、誰かにやってもらうしかないと思っている。

さて、がんばろ。