よもやまる

只々日々

漫画のことを書いたので、最近観ている他のものについても、ざっと書いておこうかな。どうせまとまらないので箇条書きにしよう。

▪️随分話題になっていた「葬送のフリーレン」をようやく。登場人物だいたいが発達か鬱病みたいなのが少し気になる。きもピロートーク野郎思い出ヒンメルも少し気になる。しかし最早、一期のエンディングを観るだけで反射的に涙が出てくる体になってるくらいなんだから、余程面白かったということだろう。

▪️「薬師のひとりごと」を観始めて、4話でびっくり仰天する。もうここがこのアニメの頂点だろうと思って、その先は観てない。この作画監督に給料10倍与えた上、後人の育成を任せるとかしたらいいと思う。公費で。世界のどこも日本のアニメに追いつけなくなるだろう。

▪️「このすば」「転スラ」「盾勇」「オバロ」はもういいやっていうか、転生物はもう観ない。「リゼロ」の次が来ても観ないだろう。「無職転生」だけ正直少し気になるが、でももういいかな。ただ「ダンまち」は好きだから観ちゃう。いや「ダンまち」は転生物じゃないが。絶対叶わないだろうけど、1期と同じクオリティの5期を期待している。

▪️「ゴジラ-1.0」を観てから、なんかソワソワしている。「やった、ゴジラ映画を観て満足を得ることができるなんて最高」てのと、「みんなはあのゴジラの動きどう思ってんの?」てのが混ざって、ゴジラ話をゴジラ人としたいのだが、まだその機会を得ていない。ゴジラのアクションシーンは少く、違和感は際立って僕には感じられ、でもまあいいのかなー、ハリウッドのもそうだけど、要は「けもの感」が残念なんだろうな。初代や庵野のゴジラは獣ゴジラ、ではないと思うんだ。

▪️櫻坂を相変わらず応援している。でも好きな理由の9割はMVが良いと思うからなのであって、だから「なんラブ」のMVを見た時はほっとした。欅のデビュー曲「サイマジョ」から関わってきた池田監督の仕事だ。どうか末長く櫻坂と共に。今回も入れ子状になったメタフィクショナルな設定だった。撮影用というより舞台明かりを光源にして撮影されているように見えるし、舞台劇のような演出も多い。一瞬、舞台外にはけた椅子が並べてあるのが見える場面があって興味深く、「Student Dance」もそうだったけど、虚構性に対する距離感が揺らぐ感覚は面白い。あと、ちょっと怖い。池田監督の「静寂の暴力」は櫻坂のMVの中でも突出した存在感がある。監督の力でこの楽曲は「3期のサイレントマジョリティ」と言っていい価値にまで高まっていると僕は思う。「静寂の暴力」と「サイレントマジョリティ」、この言葉と人の符号は、グループの物語にとって最高のものではないだろうか。

▪️あとはなんだろうな。好きで「さまーずちゃんねる」をよく見ている。「内さま」や「さまさま」が好きだった流れだ。松本人志が一線を退いて思うのは、90年代の惰性で成り立っていたヒエラルキーをこれ以上温存することの弊害というか害悪、というすげー当然のことについてだ。松本人志は偉大な人だと今でも思うし、さまーずもこのまま老人になってもYouTubeを続けてほしいと思っている。だけど、テレビで活躍する機会は、もっと減ったほうが、いいのかもわかんない。